1914年 (大正3年)

年表


時代資料
内閣 第一次山本内閣-第二次大隈内閣
軍部 陸軍大臣:楠瀬幸彦 – 岡市之助
参謀総長:長谷川好道
海軍大臣:斎藤実 – 八代六郎
軍令部長:伊集院五郎 – 島村速雄
宮中 内大臣:伏見宮貞愛(内大臣府出仕) – 大山巌
宮内大臣:渡辺千秋 – 波多野敬直
侍従長:鷹司煕通
枢密院議長:山県有朋
貨幣価値 1円=1093円
国家予算 歳入 734,648 / 歳出 648,420 / 軍事費 220,057(予算比率35.6%)※ 単位は1000円


1月1日 「中央公論」を発行する反省社が中央公論社と改称
1月1日 日本郵船が東北凶作地を対象に無賃輸送を開始
1月1日 英国がナイジェリアを併合。言語や宗教、文化などの違いを考慮せずに広大なナイジェリアを一つとした為に、禍根を残す
1月4日 トルコでエンヴェル・パシャが陸軍大臣に任命される
1月5日 憲政擁護会が営業税、通行税、織物消費税の3悪税撤廃を決議
1月7日 アレクサンダーラバレー号が建設中のパナマ運河を初航行。大西洋から太平洋に抜ける事に成功
1月8日 鹿児島・桜島の鳴動が始まる。噴火の危険性が高まり、島民が避難を開始
1月8日 東北関係代議士が凶作地救済会を組織。前年の冷夏と台風の被害により東北・北海道地方の米の収穫量は例年の1割まで落ち込み、飢餓が深刻化
1月10日 袁世凱が中国国会を解散。独裁体制に移行
1月12日 桜島大噴火
1月12日 農商務省が東経149度以東、北緯45度以北のアシカ・アザラシの捕獲を禁止
1月12日 米フォード社が従業員の最低賃金2倍に引き上げ。8時間勤務、3シフト制による24時間工場操業を開始
1月13日 平塚らいてうが画家の奥村博史と同棲生活を開始
1月13日 中外新報が東北・北海道の飢餓の実地調査「東北惨状記」を連載開始
1月13日 飛行機の特許をめぐる裁判で、ライト兄弟がグレン・カーティスに勝訴
1月14日 京大沢柳事件で、法科大学教授全員が人事権に抗議して辞表を提出
1月16日 露作家マキシム・ゴーグリーが帰国。国外追放処分から8年目の出来事
1月16日 伊東祐亨没。海軍大将。元帥。初代連合艦隊司令長官として日清戦争の黄海海戦を指導
1月17日 広島・呉の海軍基地の下士卒が、朝日遊郭に対して娼妓代値下げを要求
1月20日 公共の安寧秩序を乱す虞のある者を一時的に拘束することを認めた予戒令が廃止される
1月21日 英ロイター通信が、独ベルリンのカール・リヒテルの裁判の中で、兵器発注を巡る日本海軍将校の収賄発覚と報道
1月23日 時事新報がロンドン特電として海軍の汚職事件を報道。同志会の島田三郎が、衆議院予算委員会にて同問題を取り上げ、シーメンス事件に発展
1月24日 奥田義人文相が京大教授会の人事権を承認
1月26日 東京洲崎遊郭の娼妓が銀座の救世軍本部に駆け込む。過労のために両目とも失明していた
1月29日 衆議院本会議にて斎藤海相が、贈賄に関わった人物として岩崎達人予備役少将、藤井光五郎少将の実名を挙げる。海軍省が査問委員会を設置して取り調べ開始
1月30日 司法省がアンドリュー・プーレーを盗品に関する事件で起訴。シーメンス東京支社関係者への取り調べを開始
1月30日 石井十次没。慈善事業家。孤児救済に人生を捧げ、岡山孤児院を設立
1月31日 海軍査問委員会にて取り調べを受けた藤井光五郎少将が英ヴィッカース社への戦艦金剛発注を巡る贈収賄事件を告白。ヴィッカース・金剛事件に発展
1月31日 アンドリュー・プーレー夫人が自殺未遂を起こす
1月31日 大阪と奈良を結ぶ生駒トンネルが貫通
1月31日 広瀬宰平没。住友財閥を築いた実業家。渋沢栄一と並び称された、関西財界の大物
1月某日 南方熊楠が十二支の動物に関する民俗伝説を発表
1月某日 伊藤喜商店がベント式金庫発売。耐久・耐火性に優れ、大量生産も可能
2月1日 寿屋洋酒店(現サントリー)が合資会社になる
2月1日 チャールズ・チャップリンが「成功争い」で映画デビュー
2月3日 太田三郎海軍大佐が内閣弾劾演説会において、海軍腐敗について「皇国の興敗はこの一挙にあり」と、部内の腐敗を糾弾
2月3日 英国とベルギーが英領東アフリカとベルギー領コンゴの境界線を画定
2月3日 ジョージ・ニッセン生誕。米体操選手。トランポリンを発明し、トランポリン競技の普及に努めた
2月5日 憲政擁護会が薩閥根絶、海軍廓清を決議。有志大会に1万5千人参加
2月9日 シーメンス事件に関連して沢崎寛猛海軍大佐を検挙。海軍軍法会議開廷
2月9日 米飛行家ハリー・ポストが上昇高度1万2120フィートを記録。直後に墜落
2月10日 同志会・国民党・中正会の野党3党が衆議院に山本内閣弾劾決議案を上程。与党政友会の反対多数で否決
2月10日 日比谷公園において内閣弾劾国民大会開催。内閣弾劾決議案が否決された事に反発し、暴動に発展。警官隊が抜刀し負傷者多数。鎮圧のために歩兵一個大隊が出動
2月11日 日本移民協会設立。会頭に大隈重信就任
2月12日 衆議院にて大正三年度予算案上程。海軍補充新規予算計画7000万のうち、3000万を削減して、予算案を可決
2月12日 米国でセシル・デミル監督の「スコー・マン」封切り。ハリウッドで撮影された初の長編映画
2月12日 米メアリー・ジェイコブがブラジャーの特許を取得。ハンカチとリボンでブラジャーの原型を作成。特許権をコルセット会社に15000ドルで売却したが、後に1500万ドルの価値があったことが判明
2月13日 西本願寺疑獄事件で西本願寺付属財団幹部を収監。財団のお布施を寺の負債の穴埋めや、遊興費とした疑惑が浮上
2月13日 倉金章介生誕。漫画家。児童向けの作品を多数手がける。「あんみつ姫」作者
2月14日 東京海上火災保険が日本で初めて自動車保険の許可を得る
2月14日 ベーブ・ルースがボルチモア・オリオールズと契約
2月15日 東京朝日新聞記者が、原内相私邸前を護衛中の壮士に斬られて負傷
2月15日 シーメンス事件に関連して藤井光五郎海軍少将を検挙
2月15日 新潟県間瀬村の離婚請求裁判で妻側が勝訴。妻の髪を切ったり売淫を強制することが、同居に堪えざる虐待・侮辱と認められる
2月15日 英国の婦人参政権デモが過激化。内務大臣邸の窓が破壊され、テニスクラブが焼き払われる
2月16日 政府がシーメンス事件の全容を発表。幕引きを図る
2月16日 衆議院において営業税全廃案が否決される
2月16日 青木周蔵没。外務大臣・駐英大使として不平等条約改正に尽力
2月18日 ヴィッカース・金剛事件に関連し、呉鎮守府司令長官・松本和海軍中将が家宅捜査を受ける
2月23日 全国記者大会開催。原内相の辞職を要求
2月23日 遠山茂樹生誕。歴史学者。大正末から太平洋戦争に至る日本の歴史を俯瞰する「昭和史」の作者
2月24日 衆議院において山本首相が、シーメンス事件によって引責辞職しないことを明言
2月26日 衆議院において2月10日の騒擾に関する原内相弾劾決議案が否決される
2月28日 貴族院会派幸倶楽部と研究会が、海軍新規補充費の全額削除方針で合意
3月1日 沖縄県那覇市に初の映画館・帝国館完成
3月3日 人妻と不倫中の北原白秋が、ポール・ゴーギャンに憧れて小笠原諸島父島に渡る
3月3日 下岡蓮杖没。写真家。武士や江戸城の写真を残す。日本初の写真館を開業
3月4日 松田正久没。政友会最古参の政治家。党総務委員として西園寺総裁に代わって党務を行い、政友会内閣では大臣を歴任した
3月5日 農商務省がタラバガニのメス、及び小振りのタラバガニの捕獲を禁止
3月6日 英ヴィッカース社日本代理店の三井物産技術顧問、松尾鶴太郎を金剛発注時の贈賄の疑いで起訴
3月12日 日魯株式会社(現ニチロ)設立。北洋のサケ・マス漁業を開拓
3月12日 ジョージ・ウェスティングハウス没。米発明家。空気ブレーキや信号機、ラジオ発明に貢献。全盛期は1ヶ月に1特許を取得
3月13日 貴族院にて村田保議員が山本首相を「閣下の面貌は、監獄に行けば類似のものはたくさんある」と演壇で罵倒。即日辞表を提出
3月13日 貴族院本会議が海軍新規補充費を全額削減した修正予算案を可決
3月14日 海軍が旅順鎮守府廃止を決定
3月16日 仏蔵相ヨセフ・カイヨー夫人がフィガロ紙編集長を射殺。フィガロ紙のカイヨー蔵相中傷キャンペーンに激怒し、凶行に走る
3月17日 天然色活動写真株式会社(天活)創立。英キネマカラーの特許を獲得
3月19日 両院協議会開催。衆議院の予算査定案を両院協議会案として可決
3月20日 東京・上野公園において東京大正博覧会開催(-会期7月31日)
3月21日 大阪市の水源として柴島水源池が完成
3月22日 丸山眞男生誕。歴史学者。昭和初期から敗戦までの日本の全体主義、政治体制を天皇制ファシズムと定義し、議論を巻き起こす
3月23日 貴族院にて両院協議会案が否決される。大正三年度予算案が不成立
3月24日 第一次山本内閣総辞職
3月24日 英・中・チベットが中印国境線(マクマホンライン)を画定
3月26日 芸術座が帝劇でトルストイ原作「復活」を公演。劇中歌のカチューシャの唄が大流行
3月26日 輸出入植物取締法公布
3月26日 公文公生誕。教育者。計算力を鍛える学習法、公文式を考案
3月27日 徳川家達貴族院議長に組閣の大命降下
3月30日 徳川家達が組閣大命を拝辞
3月30日 ヴィッカース・金剛事件に関連し、松本和海軍中将を収監
3月30日 アカギ叢書刊行。1冊10銭の文庫本。ドストエフスキーの白痴や罪と罰を出版
3月31日 清浦奎吾に組閣の大命降下
3月31日 売薬法公布。薬剤師、医師以外の売薬を禁止とする
3月31日 肺結核療養所設置法公布
3月某日 東京・本郷に菊富士ホテル創業。来るもの拒まずで、谷崎潤一郎や大杉栄など文士の定宿として名物になる

“桜島大噴火”
桜島大噴火

“日比谷公園の国民大会”
日比谷公園の国民大会


4月1日 宝塚少女歌劇団旗揚げ公演
4月3日 読売新聞が婦人附録の掲載開始
4月3日 天活が帝国劇場で義経千本桜を上映。初の色彩劇映画
4月4日 東宮御学問所開設。皇太子裕仁が入所。総裁に東郷平八郎就任
4月5日 清浦奎吾と海相候補の加藤友三郎中将が本年度予算に関して協議。海軍補充費復活を要求する加藤に対し、清浦は難色を示す
4月6日 コロンビアがパナマ独立を承認
4月7日 清浦奎吾が組閣を断念して組閣大命を拝辞(内閣流産)
4月9日 元老井上馨が大隈重信と会見し、大隈の出馬を促す
4月9日 メキシコで米水兵が逮捕されるタンピコ事件が発生。米国がメキシコに謝罪を要求
4月9日 昭憲皇太后崩御
4月11日 宮内省が昭憲皇太后崩御を公表
4月11日 ジョージ・バーナード・ショーの戯曲「ピグマリオン」初演。マイ・フェア・レディの原作
4月13日 大隈重信に組閣の大命降下
4月14日 芥川龍之介が処女作「老年」を発表
4月16日 第二次大隈内閣成立
総理大臣:大隈重信
外務大臣:加藤高明
内務大臣:大隈重信 – 大浦兼武 – 大隈重信
大蔵大臣:若槻礼次郎
陸軍大臣:岡市之助
海軍大臣:八代六郎
司法大臣:尾崎行雄
文部大臣:一木喜徳郎
農商務大臣:大浦兼武 – 河野広中
逓信大臣:武富時敏
内閣書記官長:江木翼
法制局長官:倉富勇三郎 – 高橋作衛
4月17日 京浜電鉄が鶴見・花月園遊園地と契約。東洋第一の遊園地と宣伝
4月18日 岡山県北木島村小学校で同盟休校。校舎がシロアリに侵されて倒壊の危機にあるのに、学校側が放置したことに保護者が反発
4月20日 夏目漱石が朝日新聞に「こゝろ」を連載。苦悩する明治時代の知識人の姿を描いた古典。明治天皇の死と乃木大将の殉死、その先にある男の自殺を結びつけ、明治国家の終焉を描く
4月20日 米コロラド炭鉱労働者のストライキに州兵が出動。婦女子含む18人が死亡。激怒した労働者たちがコロラド炭田を占拠
4月21日 秋田県豊川村でマンモスの化石が発見される
4月21日 英国王ジョージ5世夫妻が仏パリを訪問
4月21日 米海兵隊がベラクルスを占領。メキシコ内乱に介入
4月23日 森永製菓が箱入りの携帯用ミルクキャラメルを発売
4月23日 大山巌が内大臣に就任
4月23日 米シカゴにリグリーフィールド開場。シカゴ・カブス本拠地。チューインガムで富を築いたウィリアム・リグリーの名前を冠する
4月28日 沢柳京大総長が依願免官
4月30日 大阪電気軌道(現近鉄)大阪ー奈良間開業
4月某日 日本楽器製造がハーモニカの製造を開始。蝶印ハーモニカとして人気を博する
4月某日 成蹊社がポケットサイズの新聞用語辞典「や、此は便利だ」刊行。大ヒットを記録
5月1日 東上鉄道、池袋ー田母沢間開業
5月1日 中華民国約法公布。袁世凱に独裁権付与
5月1日 独ドレスデンで第一回フランス文化展開催。クロード・モネの作品が人気を呼ぶ
5月2日 読売新聞紙上にて身の上相談開始
5月3日 沖縄電気軌道、那覇ー首里間開通
5月5日 第32回臨時議会(-5月7日閉会) 昭憲皇太后大喪の追加予算の為
5月7日 米国議会が5月第二日曜日を母の日と制定。聖母マリアの涙の跡に似ていることから、カーネーションの花を胸につけるのが慣例となる
5月11日 シーメンス事件の引責の為、山本権兵衛、斎藤実、両大将が予備役に編入
5月12日 島根県西浜村で長さ180cm、胴回り120cmの大王イカを捕獲
5月14日 西本願寺疑獄事件を巡り、西本願寺法主・大谷光瑞が管長を辞任
5月14日 横綱太刀山に世界プロレス大会への出場依頼が届く。太刀山は参加に前向きも、大戦勃発で大会自体が中止
5月20日 三浦環が音楽の修行のために渡欧
5月20日 前畑秀子生誕。水泳選手。ベルリンオリンピック金メダリスト。「前畑がんばれ」の実況で有名
5月23日 杉浦重剛が東宮御学問所御用掛に就任
5月24日 昭憲皇太后大喪
5月25日 日本労働党結成
5月26日 秋田県黒川油田で石油が大噴出する
5月26日 英国がアイルランドに自治権を与える法案を可決
5月28日 米・メキシコがウエルタ大統領の辞職、自由選挙制、ベラクルス撤兵で合意
5月29日 ヴィッカース事件の収賄で松本和中将に懲役3年、追徴49万円の有罪判決
5月29日 カナダの客船エンプレス・オブ・アイルランド号が石炭運搬船と衝突。濃霧のために回避できず。死者1012名の大惨事
5月31日 伊福部昭生誕。作曲家。「ゴジラ」シリーズの他、映画の作曲を多数手がける
5月某日 美津野商店が野球ボールの製造を開始
5月某日 大阪市の住友伸銅所の粉塵公害が深刻化。伸銅所付近の小学校の校庭に、1日でバケツ一杯分の粉炭が降り注ぐ
6月1日 大阪市電が車内広告を開始
6月1日 米海軍長官が海軍部内のアルコール飲料禁止令を出す
6月1日 米政府軍がコロラド炭田の暴動を鎮圧
6月8日 イタリアで反政府ゼネスト発生。社会党機関紙主筆のベニート・ムッソリーニが扇動
6月10日 西園寺公望が政友会総裁引退を決意
6月12日 下中弥三郎が平凡社を創業
6月13日 民間の帝国飛行協会が阪神鳴尾競馬場において、第一回民間飛行競技大会を開催。手製の複葉機で出場した坂本寿一が滞空時間31分21秒で優勝。朝日新聞社が優勝賞金1500円を贈呈
6月14日 横綱常陸山の引退相撲開催。太刀持ちに太刀山、露払いに梅ヶ谷の両横綱を従える最後の横綱土俵入りを見せる
6月14日 ピエール・ド・クーベルタン男爵がオリンピックの大会シンボルを五つの輪が重なるマークに決定。五大陸の協調と平和を表現
6月14日 露皇帝ニコライ2世がルーマニアを訪問。ルーマニアが英仏露三国協商に接近
6月15日 日本労働党に結社禁止処分が下る
6月18日 政友会党大会にて原敬が第3代政友会総裁に就任
6月22日 第33回臨時議会(-6月28日閉会) 海軍補充費復活の為
6月23日 防務会議規則公布
6月23日 日本平民党結成
6月23日 北海とバルト海を結ぶ独キール運河の拡張工事が完了
6月24日 米・メキシコ議定書成立。メキシコのウエルタ大統領が亡命し、メキシコ紛争解決
6月25日 衆議院にて臨時会議の法的根拠が質問され、一木文相が「帝国議会を召集するに臨時緊急のある」ことであると答弁
6月26日 東京丸の内に三菱21号館竣工。日本初の貸付ビルディング。エレベーター、冷暖房完備
6月26日 大阪紡績と三重紡績が合併し東洋紡績誕生。世界最大の紡績会社
6月28日 サラエヴォにてセルビアの過激派民族主義団体「黒い手」がオーストリア皇太子フェルディナント夫妻を暗殺。サラエヴォ事件
6月某日 日本陶器(現ノリタケ・チャイナ)がプレート製造に成功
6月某日 沢柳政太郎が尋常三学年までの修身科目廃止を提唱し波紋を呼ぶ

“サラエヴォ事件”
サラエヴォ事件

“東京大正博覧会”
東京大正博覧会


7月1日 東京松坂屋が鰹節部、銘茶部を新設
7月1日 米ウェストバージニア州で禁酒法発効
7月3日 日本平民党に結社禁止処分が下る
7月3日 英・チベットがシムラ協定調印。西チベットの自治権とマクマホンラインを承認。中国は不参加
7月4日 浪曲師・桃中軒雲右衛門の海賊版レコードについて、大審院が浪曲は著作権法上の音楽的著作物ではないとし、著作権侵害に問えないと判決
7月4日 米メジャーリーグでボストン・ブレーブスが首位と15ゲーム差をつけられる。ここから快進撃が続き、2位に10.5ゲーム差をつけてリーグ優勝。ワールドシリーズ制覇。史上最大の逆転劇
7月5日 ドイツがオーストリアとの同盟に忠誠を表明。オーストリアの対セルビア強硬姿勢を支持
7月6日 大原農業研究所設立
7月6日 ビンス・マクマホン生誕。米プロレス興行家。新日本プロレスと提携し、アンドレ・ザ・ジャイアントやハルク・ホーガンら大物レスラーを日本に送り込む
7月8日 孫文が東京で中華革命党を結成
7月9日 ベーブ・ルースがボストン・レッドソックスに移籍
7月10日 森永製菓がミルクキャラメルの広告に「煙草代用」の宣伝文句を使用
7月10日 旭硝子が板ガラスの製造を開始
7月10日 海軍水路部が航空図の製作を開始
7月11日 ベーブ・ルースがメジャーリーグデビュー。初登板初勝利を挙げる
7月12日 東京有楽座で「末広」「本朝二十四考」封切り。キネトフォンによる発声映画
7月14日 米ロバート・ゴダード教授がロケットの液体燃料の特許権を取得
7月15日 山口歩兵第42連隊の演習中に日射病で7名死亡。猛練習が問題になる
7月18日 ヴィッカース・金剛事件の贈賄で三井物産の山本条太郎らに有罪判決
7月20日 仏大統領がロシアを訪問。フランスの対露支援を再確認
7月23日 オーストリアがセルビアに最後通牒。反澳活動の全面禁止。サラエヴォ事件裁判に澳代表参加を要求
7月24日 ロシアがオーストリアに対し、セルビアの回答期限延長を要求
7月25日 オーストリアとセルビアが国交断絶
7月25日 セルビア国王が動員令に署名。対澳軍事措置を決定
7月26日 二六新報がシーメンス事件批判で発光禁止処分を受ける。紙名を二六新聞に変更
7月26日 英グレー外相が戦争回避のために国際会議を提案。ドイツが拒否する
7月26日 アイルランド・ダブリンで反英暴動発生
7月28日 衛生試験所が製薬部を設置。医薬品の国産化の為に、製薬を指導
7月28日 オーストリアがセルビアに宣戦布告。第一次世界大戦勃発
7月29日 ロシアが総動員令を発動
7月29日 ブルガリアが中立を宣言
7月29日 米ケープコッド運河が開通。ニューヨークからボストンの道のりが110km近く短縮される
7月30日 英国がオーストリア・セルビア両国に調停を申し出る
7月30日 ドイツが英国に対し中立を要請。英国が拒否する
7月31日 ドイツがフランスに対して、独露開戦に際して中立を要求。フランスが拒否する
7月31日 オランダ、ベルギーが総動員令を発動
7月31日 仏の社会主義者ジャン・ジョレスが国家主義者に暗殺される。反戦と平和を唱え為に独のシンパと敵視された
8月1日 探検家の菅野力夫が日比谷公園から自転車で世界探検旅行に出発。東海道を走破し、敦賀湾から大陸を旅行。各地で写真を撮影し、それを絵葉書にすることで旅費を稼ぐ
8月1日 満鉄が大連ヤマトホテルを開業
8月1日 ドイツがロシアに宣戦布告
8月1日 フランス・オーストリアが総動員令を発動
8月2日 独軍がルクセンブルクに侵入。ベルギーに領土内通過権を要求。ベルギーが拒否する
8月2日 英国が支払猶予令を公布
8月3日 ドイツがフランスに宣戦布告
8月3日 英国がドイツに対してベルギー撤退の最後通牒を発する
8月3日 イタリアが中立を宣言。侵略戦争の場合は三国同盟に拘束されないと解釈
8月3日 ルーマニアが中立を宣言
8月4日 巡洋艦比叡竣工。後に海軍軍縮で武装を解除され、昭和天皇のお召艦として親しまれる
8月4日 英国からの軍事協力要請を受け、大隈内閣が日英同盟を名目に参戦の決意を固める
8月4日 ドイツがベルギーに宣戦布告。ベルギーに侵入し、リエージュ要塞攻防戦が始まる
8月4日 英国がドイツに宣戦布告
8月4日 米国が欧州戦争に中立を宣言
8月4日 独社会民主党が議会において戦時公債に賛成を投票。挙国一致の城内平和が成立
8月4日 仏議会が政府に全権委任することを満場一致で可決。ユニオン・サクレが成立
8月5日 三井合名が理事長制度を採用。団琢磨が理事長に就任
8月5日 米国オハイオ州クリープランド市内に、世界初の電気式信号機が設置される
8月5日 モンテネグロがオーストリアに宣戦布告
8月6日 オーストリアがロシアに宣戦布告
8月6日 セルビアがドイツに宣戦布告
8月6日 独軍がベルギー・リエージュ要塞を攻略
8月6日 中国が欧州戦争に中立を宣言
8月6日 作家フランツ・カフカが、市長の演説で群衆が君主万歳と熱狂する様を「戦争の最もいやらしい付随現象」だと日記に記す
8月7日 英国が日本に独極東艦隊の駆逐を要請
8月7日 スペインが中立を宣言
8月8日 元老臨席の下、閣議にて第一次世界大戦参戦を決定
8月8日 モンテネグロがドイツに宣戦布告
8月9日 トーベ・ヤンソン生誕。フィンランドの児童文学作家。「ムーミン」作者
8月10日 元老井上馨が大隈首相への意見書の中で「今回欧州の大禍乱は、日本国運の発展に対する大正新時代の天佑」と述べる
8月10日 東京・大森で第一回水上選手権(水泳大会)開催
8月12日 英国が日本の軍事行動について、戦地を局限する条件で参戦に同意
8月12日 英仏がオーストリアに宣戦布告
8月15日 日本がドイツに対し、中国・膠州湾租借地の交付と武装解除を要求する最後通牒を発する
8月15日 パナマ運河開通。両太平洋の米艦隊が相互補完可能となり、中南米・カリブ地域への米国の影響力が高まる
8月15日 独軍がベルギー・リエージュを占領。ベルギーの抗戦にあい、対仏電撃戦に失敗
8月20日 ピウス10世没。ローマ法王
8月23日 日本がドイツに宣戦布告。第一次世界大戦に参戦
8月26日 ポーランド・タンネンベルクにて独露両軍衝突。独軍が圧勝し、露軍の死者が12万人に達する
8月26日 英仏軍が独領トーゴランドを占領
8月28日 オーストリアがベルギーに宣戦布告
8月30日 独軍戦闘機が仏パリに爆弾を投下。史上初の空爆
8月30日 ニュージーランドが独領サモアを占領
8月某日 東京日日新聞が中国戦線にカメラマンを派遣。初の戦場カメラマン
9月1日 米シンシナティの動物園で飼われていたリョコウバトのマーサが死亡。18世紀のアメリカ大陸に50億羽がいたリョコウバトが絶滅
9月1日 ロシアが首都サンクトペテルブルクをペトログラードに改称。ドイツ語と紛らわしいとの理由
9月1日 笹本恒子生誕。写真家。写真協会に入り、初の女性報道写真家となる
9月2日 日本軍が山東半島に上陸
9月2日 画家の横山大観が岡倉天心の意志を引き継ぎ、日本美術院を再興
9月3日 シーメンス事件の収賄で藤井光五郎少将に懲役4年、追徴36万円の有罪判決
9月4日 第34回臨時議会(-9月9日閉会) 参戦に伴う緊急対策
9月5日 日本海軍が水上飛行機を初の実戦投入
9月5日 英仏露が単独不講和宣言に調印。ロンドン宣言
9月5日 仏政府が南西部ボルドーに移動。独軍がパリ包囲の態勢をとった為
9月6日 名古屋電気鉄道運賃値下げ要求の市民大会が暴徒化。電車や派出所が焼き討ちされる
9月6日 仏パリ近郊マルヌにて仏軍が独軍に総反撃。両軍合わせて100万の兵力が衝突。歴史上稀に見る大会戦
9月7日 仏パリのルノー・タクシーが600台を動員し、マルヌ前線に兵士6000人を輸送。この功績で「タクシー・ド・ラ・マヌル」と称される
9月9日 片山潜が日本脱出。米国にて社会主義運動に加わる
9月9日 マズーリ湖沼地帯で独露両軍衝突。露軍が国境まで後退
9月10日 対独参戦のために5000万円の臨時軍事費特別会計法を公布
9月11日 フランスに侵入した独軍がエーヌ川まで押し戻され、西部戦線が膠着
9月14日 横浜の独系新聞紙ジャパン・ヘラルドが発効禁止。同編集長を国外退去処分
9月18日 農商務省が黄燐、苛性ソーダなどの工業原料品の輸出を許可制とする
9月18日 英国がアイルランド自治法を大戦終了後まで延期される法令が公布
9月19日 独軍が仏ランスを砲撃。ノートルダム大聖堂が炎上
9月20日 岩波書店が夏目漱石の「こゝろ」を出版
9月20日 中国革命党が青天白日満地紅旗を国旗に定める
9月21日 ニューギニアの独軍がオーストラリアに降伏
9月22日 伊社会党が反戦を宣言
9月27日 独軍が仏パリ・エッフェル塔を爆撃
9月某日 日本赤十字社が技術・人格・健康・語学に優れた29名の看護師を選抜し救護班を編成。病院船とともにフランスに派遣。初の国際救護活動

“青島陥落の祝賀行進”
青島陥落の祝賀行進

“開業当時の東京駅”
開業当時の東京駅


10月1日 日本橋の三越呉服店が新装開店
10月1日 竹久夢二が日本橋呉服町に港屋を開店
10月1日 二科美術展覧会開催
10月1日 農商務省が人造バターの表記を義務付け
10月6日 福岡・久留米に俘虜収容所を設置
10月7日 ピストン堀口。プロボクサー。昭和の人気選手で「拳聖」と称される
10月9日 台湾の高砂族が対日蜂起
10月9日 独軍がアントウェルペンを占領。ベルギー政府がル・アーブルに移動
10月14日 日本軍がサイパン島を占領。独領南洋諸島を完全占領
10月14日 内務省所属の伝染病研究所が文部省へ移管される。北里柴三郎所長に無断で行われたために、職員が反発
10月15日 日本美術院の記念展覧会が日本橋三越呉服店で開催
10月15日 大杉栄、荒畑寒村が平民新聞を創刊。1ページ目に幸徳秋水の墓の写真を掲載し、即日発禁。以降、毎号発禁処分を受ける
10月18日 巡洋艦高千穂が独軍の魚雷に被弾。膠州湾で爆沈
10月22日 米国が全交戦国に対し戦争法規を厳守するように主張
10月22日 小錦八十吉没。第17代横綱
10月25日 鍛冶橋開通。皇居外堀の石橋
10月25日 高村光太郎が詩集「道程」を出版
10月28日 ジョナス・ソーク生誕 米医学者。ポリオワクチンを開発し、世界的にポリオウイルスを根絶する
10月29日 早稲田・慶応・明治三大学で野球リーグ結成。六大学野球リーグの前身
10月29日 独海軍指揮下にあったトルコ艦隊が、露オデッサ・セバストーポリを砲撃。エンヴェル・パシャが停戦を命令し、陳謝
10月31日 日本軍が独領青島に総攻撃を開始
10月某日 秋山徳蔵が宮内省大膳寮司厨に任命される。58年間にわたって天皇の料理番を務める
11月1日 少年倶楽部創刊
11月1日 岩越線開通。上野ー新潟間の直通運転開始
11月1日 パウル・フォン・ヒンデンブルグが独軍東部戦線最高司令官に就任
11月2日 ロシアとセルビアがトルコに宣戦布告
11月3日 樺太・安別村で尋常高等小学校開校。日本最北端の学校
11月3日 米ネバダ・モンタナ両州が婦人参政権のために憲法修正を住民投票で承認
11月5日 伝染病研究所の北里柴三郎所長以下全所員が、同研究所の文部省移管に抗議のために辞職
11月5日 英仏がトルコに宣戦布告
11月5日 英国がキプロス島を併合を宣言
11月7日 日本軍が青島を攻略
11月8日 青島陥落を祝い、東京・英大使館前で祝賀提灯行列が行われる
11月9日 独巡洋艦エムデン撃沈
11月10日 化学工業調査会設立。輸入に頼ってきた化学工業品の国産化のための調査機関
11月11日 独将兵俘虜を収容するために全国9カ所に俘虜収容所を設置
11月12日 トルコが英仏露に宣戦布告
11月13日 米大統領がパナマ運河の中立性に関する宣言を発表
11月14日 トルコのスルタンがジハードを宣言
11月14日 高島嘉右衛門没。横浜の実業家。横浜港の埋め立て工事を行い、新橋ー横浜間の鉄道開通に貢献
11月15日 東京・上野公園で第一回国産奨励展覧会が開催
11月15日 英国が日本艦隊のダーダネルス海峡派遣を要請。日本は拒絶
11月16日 押川春浪没。冒険小説家。冒険世界や武侠世界を創刊
11月20日 米国が旅券申請に顔写真を添付することを義務付け
11月22日 英国がバスラを占領。イランの石油パイプライン保護が目的
11月25日 ジョー・ディマジオ生誕。米野球選手。ニューヨークヤンキースで活躍し、本塁打王や打点王を獲得。球界を代表する大スター選手
11月28日 袁世凱が日本に対し膠州湾地域からの撤兵を要請
11月29日 井口在屋帝大教授と教え子の畠山一清が「ゐのくちポンプ」の特許を取得。遠心力を応用した渦巻きポンプ。東京市の水道に採用される
11月29日 参戦を主張したベニート・ムッソリーニが伊社会党から除名される
11月30日 艦隊令公布。連合艦隊が常設される
12月1日 那覇ー与那原間に沖縄県営鉄道開通
12月2日 独議会においてリープクネヒトが第二回戦時公債募集に対し反対演説を行う
12月3日 閣議が対華二十一か条要求を決定。加藤外相が日置益駐中公使に要求を訓令
12月5日 浅草・今戸公園が開園
12月7日 第35回議会(-12月25日解散)
12月8日 英艦隊がフォークランド沖で独艦隊を撃滅
12月9日 イタリアが中立の代償として南チロルの割譲を要求
12月10日 日本郵船の徳島丸がパナマ運河を通過。日本船としては初
12月10日 仏政府がボルドーからパリに戻る
12月14日 明治神宮奉請会結成
12月15日 福岡県三菱方城炭鉱でガス爆発。死者687名の日本最大級の炭鉱事故となる
12月16日 鳥羽-答志島-神島間の連絡用として無線電話が設置され、世界初の無線電話実用化に成功。発明者の鳥潟右一、横山英太郎、北村政治郎の三氏の頭文字をとって、T・Y・K式無線電話と名付けられる
12月18日 英国がエジプトを保護国化。スエズ運河の支配を狙う
12月18日 ノルウェー・スウェーデン・デンマークが中立を宣言
12月20日 東京駅開業
12月20日 新橋駅が貨物専用となり、汐留駅と改称
12月20日 茨城県日立鉱山に世界一の高さの煙突が完成。高さ156cmのお化け煙突。煙害対策の一環
12月24日 欧州戦線でクリスマス休戦
12月25日 衆議院にて政府提出の陸軍二個師団増設案が否決される。政府が衆議院を解散
12月26日 東京神田青年会館で「少年倶楽部」愛読者大会開催。雑誌に入場券を刷り込んで販売
12月26日 独政府がベルリンにおいて食料配給制度を開始
12月28日 大審院が複製レコードの著作権侵害事件の上告を棄却。日本蓄音機商会が敗訴
12月29日 伊藤忠設立
12月29日 袁世凱が大統領選挙法を改正し、任期10年、重任を認める
12月某日 小林商店(現ライオン)が子供向け歯磨き粉「ライオンコドモハミガキ」発売。カードや絵本を付録とした
某月 秋田県十和田湖に日本初となる遊覧船「南相丸」が登場
某月 日本橋・岡本商店がロンドン土産即席カレーを販売。粉末状のカレールウ
某月 青島節流行
某月 東京の千種セルロイドが国産初のキューピー人形を製造
某月 静岡県城東村の稲取灯台に荻原すげが灯台守となる。日本初の女性灯台守。36年間勤務
某月 カナダのクラレンス・バーズアイが冷凍食品を考案
某月 米女性解放運動家のマーガレット・サンガー女史が初めて「産児制限」という言葉を使用する
某月 ニュージーランドのワライフクロウが、兎狩りの為に導入されたフェレットやオコジョに襲われて絶滅