1923年6月20日 天龍館創設。「養命酒」の発売が始まる

注釈

慶長年間、ある雪の晩、信州伊那谷で行き倒れになった老人を、庄屋の塩沢宗閑が救った。

老人は命を助けてもらったお礼にと、伊那谷の薬草を採取して作る薬酒「養命酒」の秘宝を塩沢家に伝授した。

このような逸話を持つ養命酒は徳川家康にも献上され、幕府から天下御免万病養命酒の免許を受け、飛龍の使用を許可されたという。

以降300年近く、信州で飲まれ続けた養命酒であったが、塩沢家はこれを全国に広め、多くの人に養命酒の効能を広めたいと思うようになった。

そしてこの日、塩沢家の家業であった薬酒づくりを会社組織とし、株式会社天龍館が誕生した。


1923年の年表へ