1914年7月28日 第一次世界大戦勃発
ドイツやオーストリアの汎ゲルマン主義とロシアの汎スラブ主義が対立する中で、オーストリアがスラブ系のボスニア・ヘルツェゴヴィナを併合すると、反オーストリア感情が高まった。
セルビア政府のオーストリアに対する弱腰が露わになると、セルビアの解放を目指す過激派秘密結社「黒い手」が誕生。
サラエヴォでオーストリア皇太子夫妻を暗殺した。
その一方、ドイツはロシアの貿易路を遮断しようとベルリン、トルコ・イスタンブール、イラク・バグダッドを結ぶ3B政策を目論む。
これに対し、イギリスはエジプト・カイロ、インド・カルカッタ、アフリカ・ケープタウンを結ぶ3C政策で対抗。
欧州の緊張は極限まで高まった。
そうした状況の中で、ドイツとオーストリアの思惑は一致し、ここに第一次世界大戦が勃発した。
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