1914年某月 青島節流行

注釈

山東半島・青島を守備する水兵たちが陣中で歌を歌っていた。

その中で一人、歌の下手な者がいて、それを何処からか「ナッチョラン」と囃すと、場内は爆笑となった。

これが面白いということになって、皆んな「ナッチョラン」をつけて歌う内に、青島節が誕生した。

「青島よいとこ誰がいうた 後ろ禿山前は海 尾のない狐が住むそうな 僕も二、三度騙された ナッチョラン」

このナッチョランが、子供の不作法や物価高、整備されていない道路などへのあらゆる怒りを表す時に多用される流行語になるのであった。


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