1923年2月20日 丸の内ビルヂング完成。日本最大級のオフィスビル

注釈

1890年、三菱の岩崎弥之助は政府から丸の内一帯の陸軍省用地を譲り受け、ビジネス街を作り上げた。

その中心地にあるのが丸の内ビルヂング、通称丸ビルである。

丸ビルは地上9階、地下1階の高層建築であった。

その中には食堂、ビヤホール、呉服店などが立ち並び、10台のエレベータが人々を運び、貸事務所には満鉄のような大企業が入った。

更に、1階にはアーケード商店街が設けられ、人々の出入りを自由とした。

これにより「食事も、買う物、何でもかんでも御意のまま」と評される東京の新名称となった。

耐震補強もされていた為に関東大震災にも耐え、東洋一のオフィスビル、日本の近代化のシンボルとして親しまれるようになる。


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