1913年3月10日 柳田國男が民俗研究誌「郷土研究」を創刊

注釈

柳田はすでに「石神問答」「遠野物語」を発表しており、それを通じて、近代国家を謳歌する知識人を批判した。

そんな中、柳田は一般民衆の生活の中にこそ歴史の本質があると考えた。

そこで、民衆の生活・思想を掘り起こし、民間伝承や習俗を研究の対象とする「民俗学」を発展させる必要があるとし、同志を募った。

柳田の呼びかけに、津田左右吉、折口信夫、金田一京助、南方熊楠らが参集。

日本民俗学の流れを作り出してゆくのであった。


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