1920年1月24日 衆議院本会議にて三木武吉が高橋是清を野次る

注釈

野次は議会の華ではあるが、この日、三木が放った野次は後世まで語り継がれる事になる。

演壇に立ったのはダルマの愛称を持つ高橋蔵相で、海軍拡張の予算説明に当たっていた。

高橋が「国防の如きは、一年限りの経費で済まないものである。海軍においては八年…」と述べたところで、三木はすかさず、議会に通る野太い声で野次った。

「ダルマは九年!」

達磨面壁九年の故事と、ダルマ蔵相に引っ掛けた風刺である。

議場や傍聴席は爆笑に包まれ、思わず拍手が起こり、当の高橋自身も思わず吹き出したという。


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