1913年3月8日 警視庁が「おいこら」禁止を訓示

注釈

従来、警官は車夫や馬丁に話しかける際に「おい」とか「こら」など粗暴な言葉を使っていた。

これが血気盛んな車夫馬丁を刺激してトラブルの元になっていた。

そこで警視庁は、言葉遣いを「もしもし」に改め、無用な摩擦を起こさないよう、通達した。

しかし。長年の慣習をそう簡単には変えられず、相変わらず口の悪い警官が多かったようである。

庶民の間では、言葉遣いを注意される警官を皮肉って、会話の中に「もしもし」を乱発することが流行した。


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