1924年2月10日 東京朝日新聞が丙午迷信否定キャンペーンを行う

注釈

干支の一つである丙午生まれの女性は夫を不幸にする、という迷信が江戸時代から続いていた。

この年、丙午(1906年)生まれの女性が結婚適齢期を迎えるにあたり、迷信の被害を抑える為にキャンペーンが行われた。

東京朝日新聞は、ひとまわり前の丙午(1846年)生まれの著名人女性の幸せな生活を紹介したり、読者の体験談を募集。

これを、丙午生まれに悩む女性に安心感を与えるために掲載したが、迷信はなおも根強く、丙午生まれなことから縁談が破れたなどの被害が続いた。

丙午生まれの娘を持つ親は、震災で戸籍簿が焼失した事を好機とし、娘の年齢を1歳若くして届け直したという。


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