1922年2月2日 ジェームズ・ジョイスが「ユリシーズ」を出版
その中身は、ホメロスのオデュッセイアを下敷きに、オデュッセイアの19年の流浪をダブリンの1日に凝縮して描いたものだ。
非常に難解な内容で、読み通せるのは100人に10人と評される。
だが、ユリシーズはその表現の多様性から「20世紀最高の文学」と称されるほど、激賞されている。
アーネスト・ヘミングウェイも、ユリシーズの力によって英語による表現の制約が取り払われたと高く評した。
それほどまでに、当時の人々にとってユリシーズは衝撃的な作品であり、多くの作家に影響を与えるのであった。
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