1920年4月28日 梨本宮方子と李根が結婚

注釈

梨本宮方子女王は皇太子裕仁のお后候補の一人として有名であった。

それが一転し、李氏朝鮮最後の皇太子・李根王子との結婚となった。

この結婚は日本と朝鮮の「融和の礎」という美名に彩られたが、誰が見ても政略結婚である事は明らかであった。

方子は自分の婚約を新聞記事で初めて知ったというから驚きである。

ただし、方子は李根を同じ国家の犠牲者として親近感を持ち、いつしか愛情が芽生え、互いに理解する仲になったというのが、唯一の救いであった。


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