1921年4月某日 アルスが月刊写真雑誌「カメラ」を創刊

注釈

写真技術は明治時代に到来したが、当時のカメラは庶民に手が出ない高級品で、華族や資本家、写真師くらいしか所有していなかった。

それが大正時代になると、大戦景気を受けて形成された中流階級の人々がカメラを手にするようになり、趣味としての写真撮影が広まった。

そのような中で、写真愛好家向けの本格的なカメラ雑誌が登場した。

「カメラ」は撮影から現像、焼き付けまでの写真技術の紹介する一方で、読者から写真を募集して誌面で批評を行う等、カメラの普及に寄与した。

そして間も無く、日本に一大カメラブームが到来するのである。


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