1917年2月6日 連合国の要請を受け、日本海軍が第二特務艦隊を地中海に派遣
特に通商路をズタズタにされた英国は、日本に対し海上交通の保護を強く求めていた。
これを受け日本海軍は、佐藤皐蔵少将指揮の下、巡洋艦明石を旗艦に、梅、楠、桂、楓、松、榊、杉、柏ら駆逐艦からなる第二特務艦隊を編成。
約一年半にわたり、フランス・マルセイユからマルタ島、エジプト・アレクサンドリア航路の輸送艦護衛を担った。
この地中海作戦は日本の軍隊が外国の軍隊と共同作戦を取る、初の試みであった。
第二特務艦隊は独澳海軍と36回戦闘を行いながら、攻撃を受けた船の救助や、座礁した船を曳航など、献身的に活動した。
地中海作戦を通じ、数百隻の護送に成功し、各国から地中海の守護神と賞賛されるに至った。
こうして日本は第二特務艦隊の活躍により、国際的信頼を勝ち得え、戦後五大国としての地位を確立するのであった。
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