1912年5月11日 日本初の電気機関車の運転開始

注釈

信越本線の横川ー軽井沢間には駅間11.2kmの間に標高差552メートルの碓氷峠がある。

碓氷峠越えはトンネル26箇所、急勾配の続く、日本の鉄道有数の難所であった。

蒸気機関車による峠越えは困難を極めた。

煤煙により乗組員が脳貧血で倒れたり、機関車が故障して逆走し、激突する事故も多発した。

この事態を受け鉄道院はドイツから電気機関車を購入し、運転を開始した。

これにより1時間15分かかった碓氷峠越えが43分に短縮された。


1912年の年表へ