1917年3月12日 ロシア二月革命勃発
まず、農村は働き手を失い、穀物の収穫量が激減し、深刻な食糧不足に陥った。
また、工場の労働者も根こそぎ動員された為に、前線では兵士たちに武器はおろか靴すらも満足に支給出来なかった。
そのような状況下で、前線の兵士達と将校たちの軋轢は深まり、士気は崩壊した。
都市部においてはストライキが、農村部においては一揆が、前線においては厭戦が常態化し、政府はこれに対し徹底した弾圧を加えていた。
パンを求める労働者、土地を求める農民、平和を求める兵士の不満は、ロマノフ朝を崩壊させる革命の引き金を引いた。
そして、この革命の中で、労働者からなるソヴィエト組織が成立するのであった。
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