1913年4月8日 野口英世が麻痺性痴呆症患者の脳・脊髄内に梅毒スピロヘータが存在することを証明
その障害に屈する事なく、単身アメリカに渡り、ロックフェラー財団が出資する医学研究所で研究に没頭していた。
野口の研究熱は異常なほどで、研究仲間たちは、日本人は2日に1度しか寝ないのかと驚いたという。
そして1913年、英世の執念は実り、梅毒の病原体であるスピロヘータを人間の脳内から発見し、研究論文を発表した。
当時、進行性麻痺は梅毒の末期症状であるとされていたが確証がなかったが、これを野口が証明してみせた。
発見が難しいと思われた梅毒スピロヘータと中枢神経疾患の関係の解明は大発見であった。
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